パブリックヒストリー研究会倫理規範
パブリックヒストリー研究会(以下、本会)の研究テーマであるパブリックヒストリーが扱う対象は広く、博物館、文書館、図書館、遺跡・遺物をとおしての歴史に加えて、近年は様々な文字的、映像的、画像的、音声的な表象形態をとる歴史、具体的には歴史書、小説、演劇、映画、テレビ、ラジオ、マンガ、ゲーム、さらに最近ではネット空間を媒介とした歴史に及びます。また、一般の人々の日常的空間に存在している口承、習俗、習慣、身体的記憶、パフォーマンスあるいは追体験などをとおしての歴史などを含み、さらには応用的歴史、アクティヴヒストリー、そしてデジタル空間を利用したクラウドソーシングなど多岐にわたっています。このような多様かつ身近なテーマを扱うがゆえに、パブリックヒストリー研究会に参加するすべての人々の人権は保障されなければなりません。
したがって、本会は、本会の研究会やその他一切のイベントに報告あるいは参加する際は、以下の行為を一切認めません。当日・事後の如何に関わらず、これらの行為が認められる、あるいは認められた場合には、当日の場合は即時に会場からの退去を求め、今後の参加も原則としてお断りします。その際、会費や参加費等の返金には応じません。悪質な場合には、より厳格な対応をパブリックヒストリー研究会運営委員会にて協議します。
1.発表者、参加者など相手の如何を問わず、他者を脅かす行動、侮辱的・威圧的な行動、迷惑行為をすること。
2.ジェンダー、セクシュアリティ、ライフステージ、障がい、人種、民族、宗教、年齢、職業、学歴、その他本人の属性等により差別したり攻撃したりすること。
3.性的・差別的な画像の公開や発言、嫌がらせをすること。
4.参加者・登壇者へのつきまといや待ち伏せをすること。
5.対象者に許可を得ない撮影・録音や、著作権を侵害する行為をすること。
6.その他暴力行為・ハラスメント行為等をオンライン・オフラインを問わず行うこと。
2025年5月15日
パブリックヒストリー研究会運営委員会