【会場変更】第五回公開研究会のご案内

2019年11月29日

第五回公開研究会のお知らせ


パブリックヒストリー研究会第五回研究会は、現代と、ほぼ百年前と、地方における歴史実践の実例を紹介し、地域社会と歴史研究者との関わり方、その意義について考えます。この機会に、ほかの地域における実例なども共有し、「歴史実践」の意義やあり方について議論を深めたいと考えています。


日時:12月14日(土)13:00~17:00 

場所:立教大学池袋キャンパス本館1202  ←東洋大学(仮)から左記に変更しました 

第1部 「1925年の歴史実践」 小二田誠二(静岡大学教授)

 現在静岡市清水区但沼町で行われている「舎人親王祭典」(この地で客死したとされる舎人親王、及び、親王を祀った近世の村人堀池秀次郎を顕彰する祭典)は、1925(大正14)年、村と在野の歴史家によって創られたらしいことが、当時の資料の写しによって確認できる。

報告では、当時の資料を紹介するとともに、百年近く続く祭礼のなかで継承されてきた「歴史」の意義について考える。


第2部 「ビジネスする歴史実践」 安藤竜(歴活事務所代表) 

https://rekikatsu.com/

金沢を中心に主に石川県内で歴史を活用した魅力的な企画を創り出し、ビジネスに繋げる取り組みを展開している「歴活事務所」代表の安藤竜氏をお迎えし、多岐にわたる事業をご紹介いただきながら、これからの歴史実践について考える。


コメンテーター:

「ヴァイキングでまち興し:英国ヨーク市のJorvik Viking Fesival」小澤実(立教大学教授)

報告者の与えられた役割は二つの報告に対するコメントである。最初に、比較事例として、英国ヨーク市で毎年行われているJorvik Viking Festivalの歴史と現状について紹介し、その後、このヨーク市の事例を踏まえた上でパブリックヒストリーの観点から、二つの報告にコメントを行いたい。