パブリックヒストリー研究会

public history

国際パブリックヒストリー連盟(International Federation for Public History -IFPH)が結成され、2018年にネットジャーナルとして International Public Historyの刊行が開始されたように、パブリックヒストリーに対する関心は現在国際的に高まりつつあります。パブリックヒストリーの範囲とするところは広く、博物館、文書館、図書館、遺跡・遺物をとおしての歴史に加えて、近年は様々な文字的、映像的、画像的、音声的な表象形態をとる歴史、具体的には歴史書、小説、演劇、映画、テレビ、ラジオ、マンガ、ゲーム、さらに最近ではネット空間を媒介とした歴史に及びます。また一般の人々の日常的空間に存在している口承、習俗、習慣、身体的記憶、パフォーマンスあるいは追体験などをとおしての歴史などを含み、応用的歴史、アクティヴヒストリー、そしてデジタル空間を利用したクラウドソーシングなどへの関心を含めて、今後の歴史研究の発展にとって重要な問題となると予測されます。

そうした問題を、個々の課題に関心をもつ研究者の相互的な議論をとおして検討していくために、パブリックヒストリーについての研究会を発足させていくことを計画するにいたりました。その手始めとして、第一回会合を2019年3月13日(水)に開催し、そこでの議論をもとに本格的な活動を進めております。今後も公開研究会を開催する予定ですので、多くの皆様方のご参加をお待ちしております。




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2019年3月13日に第1回大会を開催してから、5年ほどが経過しました。この間当研究会はCovid19 の感染拡大もあって、一時期対面研究会の中断を余儀なくされてきましたが、ZOOMなどを併用するかたち、16回にわたる研究会を開催してきました。幸いにしてCovid19関連の規制も緩和され、このほど結成5周年を記念して以下のような内容で、研究報告会・総会を対面で開催することとなりましたのでお知らせする次第です。会員・非会員を問わずパブリックヒストリーに関心のある皆様のご参加をお待ちしています(会員登録はパブリックヒストリー研究会ホームページ https://public-history9.webnode.jp/ から行うことができます)。

※ 下記第15回公開研究会は、報告者の体調不良のため、日時を変更して実施致します。
会場・スケジュールなどに変更はありません。
参加登録は、同じURLのフォームにて、8/24 までお申し込みいただけます。
ご面倒・ご心配をおかけしますが、ご容赦のうえ、よろしくご参集ください。

パブリックヒストリー研究会では、3月15日(水)に国際パブリックヒストリー連盟(IFPH)現会長のターニャ・エヴァンズをゲスト・スピーカーとして招いて、下記の通りにオンライン公開研究会を開催いたします。エヴァンズはファミリーヒストリーという視座からパブリックヒストリー研究に取り組んでいる研究者であり、今回の会はなぜファミリーヒストリーがパブリックヒストリーの重要な要素の一つであるのかという問題を議論する絶好の機会です。

パブリックヒストリー研究会では、12月18日(土)に「歴史と映画」についての先駆的な研究者として知られるロバート・ローゼンストーン(カリフォルニア工科大学)を招聘し、下記の通りに公開研究会を開催いたします。時差調整の都合で日本時間では午前中の開催となりますが、皆様のご参加をお待ちしております。また、関心のありそうな周囲の方へのお声がけをよろしくお願い申し上げます。

パブリックヒストリー研究会が一昨年3月に発足して以来2年が経過しました。残念ながらCovid-19の影響をうけて、昨年3月に予定されていた公開研究会が中止されてからは、インターネットを利用して研究活動を継続しております。このほどは2周年を記念してそれにふさわしい企画を計画していましたところ、パブリックヒストリーの国際化に最も中心的な役割を果たし、また最近はデジタル・パブリックヒストリーについての考察を進めているセルジ・ノワレ氏が参加を快諾してくれましたので、氏を招いた講演会を中心として、あわせてパブリックヒストリー全体の現状と様々な可能性を議論するパネルを開催することになりました。ZOOM ならびに YouTube を利用しての会となりますが、参加・視聴を希望される方はこちら...

下記の書評シンポジウムをパブリックヒストリー研究会共催として開催いたします。

「空襲・戦災を記録する会全国空襲連絡会議(第50回大会)」の企画に合わせて、8月29日に第7回公開研究会を開催いたします。なお今回はYoutubeLiveをとおして質問・コメントを受け付けるという形式になります。

皆様 その後いかがでしょうか。COVID-19 の流行の余波で、それぞれにお忙しい日々をお過ごしのことと思います。昨年3月以来順調に会を重ねてきたパブリック・ヒストリー研究会も、3月13日、16日にそれぞれ関西大学、東京大学で予定されていた研究会の開催を中止せざるをえませんでした。その後研究会の再開を目指し、協議してまいりましたが、このほど、菅豊・北條勝貴編『パブリック・ヒストリー研究入門』勉誠出版、の書評会として、下記のようなかたちで行うことを決定いたしましたので、お知らせいたします。

新型コロナウィルス感染拡大防止のため、本ワークショップを中止とさせていただきます。(2020/02/25)公式ページより

パブリックヒストリー研究会第五回研究会は、現代と、ほぼ百年前と、地方における歴史実践の実例を紹介し、地域社会と歴史研究者との関わり方、その意義について考えます。この機会に、ほかの地域における実例なども共有し、「歴史実践」の意義やあり方について議論を深めたいと考えています。

今年3月の第一回会合より回を重ねてきましたパブリックヒストリー公開研究会の第四回会合が、Public History: A Textbook of Practice (Routledge, 2016) の著者であり、また国際パブリックヒストリー連盟の会長でもあるトマ・コヴァン氏を招いて以下のような内容で開催されることになりましたのでお知らせいたします。多くの皆様のご参加をお待ちしております。

本研究会は、これまでに2回、東洋大学を会場に研究会を開催してまいりましたが、関西圏の皆様にも広くご参加いただきたく、このほど京都歴史学工房様との共同で、以下の通り 研究会を開催いたします。パブリックヒストリーに関心をもつ関西圏の皆様はぜひご参集ください。

リンクについて

2019年07月09日

当研究会は3月21日の第一回公開研究会、7月21日の第二回公開研究会と着実に歩を進めております。会に寄せられている皆様方のご関心に応えられるような会とするために、今後とも広く皆様にご参加いただけるような、様々な企画を計画していく予定です。その一つとして、今回当ホームページのリンク先の拡充をはかることになりました。海外のリンク先に関しましては、リンク先にある国際パブリックヒストリー連盟(IFPH)のホームページをとおしてアクセスできますので、煩雑さを避けるために同会に限定されておりますが、国内に関しては、今後パブリックヒストリーに関わる多くのリンク先を掲載する予定です。

3月13日に開催された第一回パブリックヒストリー公開研究会は、70名近くの方々の参加を得て盛況に終わりました。その成果を踏まえて、当研究会は以下のような次第で、第二回公開研究会の開催を予定しております。なお当日は、パネルディスカッションに先がけてパブリックヒストリー研究ならびに会についてのフリーディスカッションの場を設け、今後の方向について協議を進める予定です。お忙しい時期だとは思いますが、パブリックヒストリーにご関心のある方々はぜひご参加ください。

第1回公開研究会は、予想を超える多くの参加者(68名)を集めて行われました。会で行われた貴重な議論、会に寄せられた多くの人の関心に応えていくために、本研究会では7月21日(日)に、呼びかけ人の一人である成田龍一を中心としたパネルディスカッションを軸とした第2回公開研究会を開催すること、また9月頃に発表者を公募するかたちで第3回の公開研究会を開催すること、を予定しています。細かい内容については現在調整中ですが、引き続き皆様方の参加をお待ちしています。

Thomas Cauvin (国際パブリックヒストリー連盟 International Federation for Public History -IFPH)会長より、当研究会にメッセージが届きました

公開セミナー、シンポジウム、研究会開催等のおしらせ