パブリックヒストリー研究会公開研究会報告者公募のお知らせ
パブリックヒストリーに対する関心は現在国際的に高まりつつあります。パブリックヒストリーの対象は広く、博物館、文書館、図書館、遺跡・遺物をとおしての歴史に加えて、近年は様々な文字的、映像的、画像的、音声的な表象形態をとる歴史、具体的には歴史書、小説、演劇、映画、テレビ、ラジオ、マンガ、ゲーム、さらに最近ではネット空間を媒介とした歴史に及びます。また一般の人々の日常的空間に存在している口承、習俗、習慣、身体的記憶、パフォーマンスあるいは追体験などをとおしての歴史などを含み、応用的歴史、アクティヴヒストリー、そしてデジタル空間を利用したクラウドソーシングなどへの関心を含めて、今後の歴史研究の発展にとって重要な問題となると予測されます。